種市高校との高大連携事業について

 土木建築工学科の高瀬慎介准教授が、岩手県立種市高校海洋開発科の3年生に授業を行いました。これは高大連携事業の一環で、今年度で4回目となります。
 今回は「津波防災教育班」として課題研究に取り組む生徒の皆さんに向けて実施。10月から本学で、津波発生装置を使用した実験などを行っていただきました。津波の被害を最小限に抑える方法を考えるべく、考察と実験を繰り返しました。
 12月6日には研究成果発表会を開き、学んだことを発表。防潮林に見立てたポールに対し、流速や水深を変えて津波発生のシミュレーションをした結果を報告しました。防潮林と防波堤の配置について、高瀬准教授は東日本大震災を例に説明。生徒の皆さんにとって、防災を専門的に考える授業となったようでした。

(2021年12月6日 掲載)