2020年10月、日本は「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、2021年6月には、地域のすべての方が主役で、今から脱炭素へ「移行」していくための行程と具体策をまとめた『地域脱炭素ロードマップ ~地方からはじまる、次の時代への移行戦略~』を決定しました。また、これらを成長の機会と捉えて従来の発想を転換し積極的に対策を行うことで、産業構造や社会経済の変革をもたらす「経済と環境の好循環」を作っていく産業政策として「グリーン成長戦略」が提唱されています。このグリーン成長戦略を実行し2050年にカーボンニュートラルを実現するためには?長期的かつ継続的な努力が必要であり?それに資する人材の育成が不可欠です。特に?グリーン成長戦略の中では、電力部門の脱炭素化?電力部門以外での電化の促進などが謳われており、これに貢献する技術者の育成が急務です。
一方で?青森県を初めとした北東北地域においては?若者の圏外流出が顕著であり?人口減少の課題に直面しています。少子化対策を進めることに加えて人材の域外流出を抑制していくためには、競争力のある成長産業を創出かつ育成していくことで、継続的に好条件の雇用を確保する必要があります。グリーン分野は、エネルギー産業の集積地である北東北地域においては、先進的かつ今後も発展しうる地域の特長となる産業である一方、現時点では技術者の育成と確保が課題となってきています。このような成長分野の産業振興と人材育成は一体であり、産官学が有機的に連携した取組が重要となります。
以上のような背景による産業界からの強い要望を受け、球探体育比分_足球比分网-在线直播では、カーボンニュートラルに資する人材の育成に注力し、この分野の教育を強化していくとともに、北東北地域の現状にも鑑み、「HITカーボンニュートラル人材育成協議会」を立ち上げました。本協議会の目的は、カーボンニュートラル人材育成を通じて?北東北の子供?若者が、地元の高等教育機関で学び、社会に役立つ成長産業の一員として地元の優良企業に就職し、家族の近くで生活するサイクルを造ることにあります。具体的には、本学における技術者教育プログラムの構築、社会人リカレント教育プログラムの開発、小中高等学校での環境教育等の支援などです。これらの取り組みを進めるにあたり、地域の産業界および行政機関の関係者の皆様から忌憚の無いご意見をいただいて、地域全体で創る魅力的な人材育成プログラムを創出したいと考えております。
●HITカーボンニュートラル人材育成協議会 会則
●HITカーボンニュートラル人材育成協議会 構成員(球探体育比分_足球比分网-在线直播6年度)
協議会開催記録
?第1回 球探体育比分_足球比分网-在线直播5年3月7日(火) 会議記録
?第2回 球探体育比分_足球比分网-在线直播5年10月12日(木) 会議記録
?第3回 球探体育比分_足球比分网-在线直播6年3月14日(木) 会議記録
?第4回 球探体育比分_足球比分网-在线直播6年10月31日(木) 会議記録