私たち信山(しんやま)研究室では、八戸地域の魅力をPRするジオラマを2009年から毎年制作し、学園祭で展示しています。
私たちは、東日本大震災から自然の驚異を実感し、自然と共存していくことの大切さを学びました。その後、八戸の種差海岸付近が三陸復興国立公園に指定されましたが、地元の素晴らしさを県内外の多くの人々へPRし、地域の活性化に繋げたいと思い、種差海岸付近をテーマにしたジオラマを制作しました。
ジオラマは縦1.8メートル、横2.7メートルの大きさで、三社大祭の山車や八戸えんぶり、合唱土偶などをイメージした模型の周りを模型列車が走るようになっています。JR東日本が運行している全席レストラン空間の列車「TOHOKU EMOTION(東北エモーション)」の運行ルートを再現し、線路の下には電気配線が通っており、手回し発電機で模型列車を走らせることができます。通過する駅にはセンサーが付いており、模型列車が停車すると私たちが取材し撮影した各地の映像が流れます。模型列車には小型カメラも搭載しており、旅をしているような感覚を味わうことができます。学園祭当日は県内外の多くの人々が訪れ、特に子供たちが手回し発電機で動く模型列車に興味を示していました。
本学には学園祭において優れた展示を行った団体を表彰する制度があり、私たちの研究室は2010年に学務部長賞、2011年に学長賞、2012~2015年は4年連続して学務部長賞に選ばれました。また、私たちの取り組みは2013年度「学生チャレンジプロジェクト事業(通称:学チャレ)」に採択され、2014年3月に八戸市の八食センターとシンフォニープラザ沼館にて一般公開し、多くの観光客や家族連れが訪れました。
(参考)
●新聞報道
●BeFMはちのへ☆リポーターズ
また、私たちの取り組みを学チャレ報告会で発表した結果、最優秀賞に選ばれました。
私たちは、2015年度学チャレ採択プロジェクト「ぐっとくるジオラマ」のメンバー(団体名:ぐっJOB)にも加わっています。2015年の学園祭展示では、「ぐっJOB」のメンバーの皆さんにも手伝っていただきました。
私たちは、これからも研究活動とともにジオラマ制作を通した地域貢献活動を行っていきます。
~学園祭での実際の様子~

学園祭の際に展示したジオラマを観覧する来場者達
~学園祭前の準備の様子~

写真下左の学生 :電気電子システム学科 佐々木 健太郎 君
※出身校:球探体育比分_足球比分网-在线直播第一高等学校卒
写真下中央の学生:電気電子システム学科 鳥山 俊幸 君
※出身校:球探体育比分_足球比分网-在线直播第一高等学校卒
写真下右の学生 :電気電子システム学科 田中 亨 君
※出身校:青森県立八戸工業高等学校卒